はじめに
今回は、サービス付き高齢者向け住宅について解説してみます。
色々な形態の介護施設がある中で、なかなか聞きなれない名前かと思います。
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老人ホームと何か違うの?
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割と新しい制度の施設だから、
介護職でも知らない人が結構いるよ笑
サービスの内容も、「えっ!そんな施設があるの?」ってなるかも知れません。
介護施設をお探しの方や、施設の特色を知りたい方に、ぜひ参考にしていただければと思います。
サ高住とは?
まず、サービス付き高齢者向け住宅がどんな施設なのか、概要を説明させてください。
一般的には「サ高住」と言う略称で呼ばれることが多いので、そちらで統一していきます!
簡単に言うと、「お年寄り向けの寮」のような施設です。
個室があって、お風呂や食堂など共用部もある感じ。館内はバリアフリー構造で作られています。
普通の集合住宅と違うのは、安否確認と生活相談が常に受けられます。
入居する条件は以下の通り
・65歳以上の方
・要介護認定を受けた60歳未満の方
・入居者の配偶者
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つまり、65歳以上であれば、介護保険を利用しなくても入居できるということです。
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介護が必要な人は入れないの?
もちろん入居できます!
オプションとして介護やレクリエーションを提供する施設や、
訪問介護やデイサービスの事業所を併設して、介護が必要な方に対応している施設も多いです。
外部のデイや、訪問看護を受けることなんかも可能です。
ここら辺は、個々の施設で変わってくるところですね。
認知症ケアに関しては、対応している施設/していない施設がありますので、
施設選びの際には特に注意が必要です!
メリット
僕が思う、サ高住を選ぶメリットを紹介します。
①自由度の高さ
サ高住での生活の基本は、個室で過ごすことです。
あとは、ご本人やご家族の意向で必要な介護を受けたり、レクに参加したり。
時には外部のサービスを受けたり、と。
郵便物の受け取りや、外出する際のタクシーの手配なんかも、フロントスタッフが行なってくれたりします。
「身の回りのことはある程度できるけど、一人暮らしが心配」
みたいな方から
「認知症で、手助けがないと普通に生活するのが難しい」
といった方まで幅広く対応できる
というのが最大のメリットなのではと思います。
②入居待ちになりにくい
サ高住は、2011年に制度化した施設で、それ以降どんどん増えていっています。
立地やサービス内容、費用などが魅力的な施設は、なかなか空きができないとは思いますが…
他の施設に比べれば、入居待ちにはなりにくい、という話ですね。
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新しくて綺麗な建物が多いのも、
個人的には推したいところです(就職する人にも笑)
費用は?
サ高住はあくまで賃貸物件ですので、家賃や敷金といった形で費用が発生します。
まず、初期費用として敷金が賃料の2〜3ヶ月分。
賃料としては、15〜30万円くらいが相場となっているようです。
内訳としては、家賃、共益費、食費、サービス費といった感じ。
注意が必要なのは、サ高住以外の介護サービスを利用する場合は、別途自己負担分の料金がかかるところです。
比較対象として、特別養護老人ホーム(特養)を挙げると。
やはり月々の費用は高くはなってしまいますね。
似たような施設として、有料老人ホームというのも考えられますが。
こちらは入居費用として300万円から500万円かかる場合があります。
初期費用が抑えられる、とういうのはサ高住のメリットと言えるのではないでしょうか。
どんな人にオススメ?
では、僕が実際にサ高住で勤務した経験から、オススメポイントを話していきます!
ここでは認知症対応のサ高住を念頭に置いています。
僕が思う最大のオススメポイントは、
「認知症になっても個室で生活することができる」という点です。
認知症になってしますと、なかなかパーソナルスペースを持つのも難しくなってしまいます。
その点、サ高住では常に見守り体制がありますし。
レクや食事なども他の入居者さんたちと楽しめつつ、個室がもてる。
介護度の低い方であれば外出や外泊も自由にできます。
サ高住で暮らし始めたお年寄りをみていると、
「パーソナルスペース」と「過ごし方を選べる」
ということが、心の安定にとても重要だと実感します。
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認知症対応かどうかは、きちんと確認するのが大切です!
もちろん、認知症ではない方にも…
ぶっちゃけ、費用がネックでなければ、どんな方にもオススメだったりします笑
もちろん、一人暮らしをする形にはなりますので(ご夫婦で入居されるケースもあります)
「最後までご自宅で」「ご家族と一緒に」という方にはそぐわないですが…
少し月々の費用がかさんでも、のんびりした環境を。
という方には、ぜひご検討いただきたいです。
おわりに
サービス付き高齢者向け住宅、サ高住とは…
・介護保険を使用使用しなくても入居できる「寮のような」入居施設
・基本サービスは、安否確認と生活相談 。認知症対応など、介護サービスは施設によって変わる。
・個室を持ちながら、のんびり過ごせるのがオススメポイント。
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「サ高住」という名前だけでも知っていただければ嬉しいです。
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