介護福祉士試験に出てくる「病名」ランキングを作ってみた【過去問5年分】

目次

覚えることがいっぱい

介護福祉士筆記試験は、

4つの領域(大まかなジャンル)→13の科目(教科みたいなもん)

で構成され、介護保険から栄養素(!)に至るまで出題範囲は多岐にわたります。

よって、試験勉強は専門用語や聞き慣れない単語を覚えるところから始まるといっても良いでしょう。

「介護施設の種類」や「介助の方法」なんかは、普段の業務の中で触れているので

介護じぞう

そ、そんな言葉きいた事ねぇ!

とはなりづらい一方、
「法律」や「制度」、「病気の名前や症状」なんかは

ITじぞう

こんなんわかんねぇよ…

と鉛筆をコロコロしたくなるわけです。

そこで今回は、介護福祉士試験で出題されやすい「病名」ランキングを作ってみました!

・過去5年分の過去問から集計
・病気とは直接関係のない設問→除外
・1回しか出題していないもの→除外
・出題数の多い順にランキング

といった感じのものになっておりますので、「迷ったら上位の病気を勉強する」だけでも合格率アップに効果がある…はず!

1位:認知症 いっぱい

とにかくいっぱい出てきます。
具体的にいうと、「一回の試験に15回」とか出てきます。

ひとくちに「認知症」といっても、基礎知識、症状、ケア方法などなど
それだけで一科目、っていうくらい内容は濃いです。

なので当然っちゃ当然ですが、「病気のひとつ」じゃなく、それ単体でしっかり勉強する必要があります

2位:脳梗塞(脳血管障害) 14回

認知症に次いで出題数が多かったのは、「脳梗塞」をはじめとする「脳血管障害」です。

こちらも、
1)病気そのものの知識
2)脳梗塞→麻痺がある人に対するケア方法
といった感じで、出題のされ方がバリエーション豊かです。

よって、認知症と同様、それ単体でしっかり勉強する必要があります

3位:統合失調症 7回

ここから下位は出題頻度も下がってくるので、「介護福祉士試験に出てくる病気たち」みたいな感じで、まとめて勉強するのがオススメです!

統合失調症は、現実と非現実の区別がつきにくくなる精神障害
出題ポイントは、「症状」「原因」です。

4位:パーキンソン病 6回

パーキンソン病は、「脳の異常によって、主に運動機能に障害が現れる進行性の病気」。
出題ポイントは「4大症状」「ホーエンヤール重症度分類」です。

5位:自閉症・膝関節症・関節リウマチ 5回

自閉症は、「対人関係やコミュニケーションに困難+強いこだわり」が特徴の発達障害
自閉症だけではなく、「他の発達障害との違い」「知的障害との違い」がポイントです。

膝関節症は、加齢などで膝関節が摩耗し、痛みや動作時に障害が現れる病気」。
関節リウマチは「自己免疫が誤って関節組織を攻撃してしまい、全身の関節に痛みが生じる病気」。
この2つは、「特徴」と「ケア方法」を一緒に覚えるのがオススメです。

8位:ALS・脳性麻痺 4回

ALSは「筋萎縮性側索硬化症」と呼ばれる「運動神経が徐々に機能を失い、全身の筋肉が萎縮していく進行性の神経疾患」
出題ポイントは「出やすい症状」「出にくい症状」
名前は怖そう(?)だけど、出題はシンプルかと思います。

脳性麻痺は「赤ちゃんの時期に脳神経細胞に損傷→運動や姿勢に異常をきたす病気」
出題ポイントは「種類」と「特徴」。
介福試験では代表的な種類のみが問われる印象、そこまで難易度は高くないです。

この同列8位までは「割とよく出る」ので、マストで勉強しておきたいところです!

10位:高次脳機能障害 3回

高次脳機能障害は、「脳が損傷→高次機能(記憶や言語、感情など)に障害が起こった状態」
障害そのものというより、4つの特徴(記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害)がポイントです。

11位:筋ジストロフィー・弛緩性便秘 2回

筋ジストロフィーは、「筋肉が壊れやすく、徐々に筋力が低下していく遺伝性疾患」
…ですが、ここまでくると出題頻度は高いとはいえないですよね。

ここ大事なのですが、

介護福祉士試験の勉強は、
レアな単語まで網羅する よりも 出題頻度の高い単語を完璧に覚える
方が合格率は高くなる

と考えています。

介護じぞう

5年間で2回しか出ていない「筋ジストロフィー」の問題が解けなくても、それで落ちるような試験ではない、ということです。

ITじぞう

いわゆる「落とすための試験」じゃないから、頻度高い分野を優先的に勉強しよう!ってことね。

弛緩性便秘は、「腸の蠕動運動の低下により、便が固くなるタイプの便秘」です。

『そもそも病名じゃないし、5年で2回なら勉強しなくてもいっか♪』
と思ってしまいそうなのですよね。

ここも大事なのですが!

「便秘」は、ほぼ毎年出題されます。

なので、便秘も単独で勉強する必要があります!

まとめ

最後に、「介護福祉士試験に出てくる病気」はどうやって勉強するのか?
まとめておきたいと思います。

・認知症→単独で勉強
・脳梗塞(脳血管障害)→単独で勉強
・便秘→単独で勉強
〜ここから「試験に出る病気」まとめて勉強〜
・よく出る→統合失調症・パーキンソン病
・割と出る→自閉症(発達障害と知的障害も)
      膝関節症と関節リウマチ(対比で覚える)
      ALS
      脳性麻痺
・出るかも?→高次脳機能障害
・あんま出ない→筋ジストロフィー(正直とばしていいと思う)

とにかく覚えることが多いですので、「出題頻度の高いものを優先的に」は鉄則かな、と思います!

介護じぞう

それぞれの病気の解説は、順次記事にしていきます!

ITじぞう

YouTubeで動画化しているものもありますので、そちらもチェックしていただけると嬉しいです。

↓「試験に出る病気」動画の再生リストです

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