はじめに
【介護福祉士筆記試験】には沢山の「病名」が出題されます。

どのくらい沢山かは、こちらの記事で!


今回は、その中から「ALS(筋萎縮性側索硬化症)」を取り上げて、
・病気の概要
・出題ポイント
について解説します。



何だか難しそうな病名だね。



ところが、特徴を掴めば覚えるのカンタンなんです!
今回は、ALSを最短で攻略する方法をお伝えします!
ALSとは?
ALS(筋萎縮性側索硬化症)とはどんな病気なのか?
「筋萎縮」→筋肉が萎縮(ちぢむ)
「側索」→脊髄の神経組織
「硬化」→硬くなる
という感じの意味から、何となく「筋肉や神経に異常が起きる病気?」とイメージできますね。
一言で言うと、
ALS=
運動神経が徐々に機能を失い、全身の筋肉が動かしづらくなる病気
【進行性の神経疾患】
といった感じ。



ホーキング博士で有名な病気だよね。



そうそう。
「進行性」は「徐々に症状が進む・完治が困難」という意味。
この言葉も知っておくといいかもです。


[ ホーキング博士 ]
21歳でALSと診断、身体の自由を徐々に失いながらも生涯にわたり理論物理学の最前線で研究を続けた。



「身体の自由を失いながらも」「研究を続ける」ができた
というのがALSの理解につながります!
出題ポイント
【介護福祉士試験】におけるALSの出題ポイントはズバリ!
・出やすい症状
・出にくい症状
これだけ覚えればOKです!
具体的には、
『〇〇障害はALSの症状か?』
『ALSが進行すると、△△をするのは困難になるか?』
みたいな感じで出題されるのがほとんどです。
ちなみに、問題文では
『筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis:ALS)』
みたいに記載されますので、「ALS」と覚えておけばOKです!
出やすい症状


ALSの「出やすい症状」は↑のとおりです。
「嚥下」=「飲み込み」
「構音」=「喋ること」
これらの用語が理解できていれば、何となく『身体の”そと”のこと』だとイメージできるかと思います。
出にくい症状


一方、ALSの出にくい症状はこんな感じ。
「感覚」「認知」「自律神経」など、『からだの”なか”のこと』といったイメージです。
覚え方



排泄は?
身体の機能だから、『からだの”そと”』って感じもあるよね?



そうなんですよね・・・。
ここばかりは、
【排泄=うんこ→”そと”】→『排泄障害は出にくい!』
みたいに力技で覚えてもらうしか・・・
まとめるとこんな感じでしょうか。
ALSの出やすい症状→筋肉・呼吸・嚥下・構音など・・・からだの”そと”のこと
ALSの出にくい症状→感覚・認知・自律神経 など・・・からだの”なか”のこと ※排泄(うんこ)も!
覚えるとしたら当然、特徴の多い
【出にくい症状=からだの”なか”のこと ※排泄(うんこ)も!】
ですね。



正直、↑この文章だけ覚えとけばいいような気もします・・・



病気の正しい理解とは遠ざかっちゃう気もするけど、
試験に受かんなきゃしょうがないもんね。
おわりに
今回はALS(筋萎縮性側索硬化症)についての解説でした。
参考になれば幸いです。



今回出てきた「筋萎縮」については、こちらの記事で解説しています!



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動画でも解説しています!
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